2013-07-27

2013年7月27日土曜日 心臓の診察に病院

晴れ、夜豪雨から雨。生後239日、丁度5Kg。

去勢手術の前に、前々から気になっていた呼吸が早い件の原因を明確にしたおくために、猫専門の獣医さんに行った。

■ 聴診での雑音:なし。
■ 心拍数:病院にて160程度で正常の範囲。
■ 心電図:大きく打つ部分の山の部分(?)が若干大きい。この部分を明確に聞かなかった。
■ X線・エコー:心臓の大きさが正常より大きく、また正常であれば形が真円でなければいけないところ、楕円形。心臓の大きさ・形のいびつさにより脈動が弱い。心臓内に本来はない筋が2本あり。また、一部中壁がとても薄い所があるが、穴ではないと思われる。
※ 心臓のハート形の下の部分の脈動が弱いとのこと。これ以上は大学病院のエコーでないとわからない。大学病院は紹介可能だが、信頼のおける先生が神奈川の麻布大学あるいは都下の大学病院になるとのこと、また今大学病院に行っても経過観察~薬物治療になるだけだろうとの事で、本人のストレスを考えてよしておく。
■ 肺炎なし、膿胸なし、胸水なし。口の中を見たところ貧血なし。
■ 内臓の位置もあっており、横隔膜ヘルニアなどではない。
■ 薬はなし。
※なお、左目の白濁だけではなく、右目に結膜炎が残っている事がわかった。

[グーグル先生ー 黒いメインクーンの画像はこちらですよー]

上記の事から;

1.  呼吸と心臓の因果関係はわからない、あるいはないと思われる。とのこと。(もし心臓が原因で呼吸が荒い場合は 心不全が発症して胸水・膿胸が溜まった末期の状態のため。)
2.  未だに鼻水は垂らさないものの、鼻の孔の奥がぬれていて、鼻水が常に少し出ている状態であり、また若干声枯れもあるため もしかしたら呼吸が荒いのは猫風邪の影響である可能性もあり。
3.  心臓形状・大きさ・脈動の弱さは 正常ではなく病的な状態と判断。ただし重度ではない。将来、拡張型心筋症に発展する可能性があるため、3か月ごとのエコーを推奨とのこと。
4.  肥大性心筋症(HCM)の末期に拡張型心筋症を併発する事はあるが、もし今HCMの末期なのであれば、今のように本人が快食快眠快便で大きくはなれていないはずだし、胸水・膿胸が溜まっている状態であるはず。また、心臓の厚み自体は薄くはないが厚くなってはいないとのこと。(何ミリか聞くの忘れた。)
※ 今日の獣医さんは、家からタクシーで30分かかり、往復とも緊張のあまりタクシー内で開口呼吸。よって、3か月ごとにエコーは地元の病院で十分でされては?とのこと。いずれにせよ、自宅にて状態を要観察。ただし、本当に心臓で呼吸が荒くなってきたのかは そもそも呼吸が荒いためわからないので、食欲や成長度合いで判断するしかない。運動はさせない。
5.  このような状態であっても、長生きする猫もいるし、そうでない猫もいる。もし先天的で重度な心臓疾患やヘルニアの場合、1歳の誕生日を迎えられない事が多いため、1歳までは特に要注意。ただし、今現在呼吸が荒くなるほどの心臓病が進んでいるのであれば(あるいは他の疾患があるのであれば)、ここまで健康に大きなれていないとは思う とのこと。
6.  去勢手術は 現在の心臓の状態を考えると薦めないとのこと。
7.  HCMの遺伝子検査は別途実施。
8.  今日の診察のデータはもらう事ができる。

そういったわけで;

■  今後は家の近くのエコー・X線・心電図の設備がある獣医さんを探し、そこで3か月に1回チェックをする。
■  去勢手術については とりあえず保留。たぶんしない。
■  タクシーで10分~15分以内で通えて設備の整った信頼のできる獣医さんを探す。

本人が快食快眠快便でムクムク育っているし、今心筋症が原因の不具合が出ているわけではないので、あまり悲観的にはなる必要がないと自分に言い聞かせる。猫の心臓は獣医さんによって、見立てが異なるらしいので、近所で信頼できる獣医さんを探してどのような診断をされるか、気になるところではある。